2つの骨盤の歪み方を知り、下腹を凹ます解消法について。

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はじめに

今回はぽっこりお腹についてです。ほとんどの方はぽっこりお腹になるとそれは皮下脂肪や内臓脂肪の蓄積が原因と考えている方が多いと思います。そのため、ダイエットをしてお腹をスッキリさせたいと思う人はとても多いと思います。

しかし、お腹周りの変化はただ脂肪が過剰についただけではありません。

質問する人
質問する人

なんだか最近お腹周りが太くなった気がするんだよね。

内臓小僧
内臓小僧

お腹周りは実は骨盤が少し歪むだけでとても変化する部位なんだよ。

実はこのお腹のぽっこりした形には骨盤の歪みが非常に大きく関わっています。

そこで今回はぽっこりお腹になりやすい2パターンの骨盤の歪みについてお話したいと思います。

骨盤の動きについて

骨盤の動きには以下のような動きがあります。

    前傾
    後傾   
    側屈(左)
    側屈(右)
    回旋(右)
    回旋(左)
    前方移動
    後方移動

ぽっこりお腹になりやすい2パターンの骨盤の歪み方

私は普段理学療法士として多くの方のリハビリに携わっています。その際に身体の中心部でもある骨盤の評価は必ず行うようにしています。それは骨盤の評価をすることによって上半身や下半身にどのような影響を及ぼしているのかを考察するためです。

そしてその評価を通して私が普段臨床においてぽっこりお腹になっている人に共通していると感じる骨盤の歪み方について今回は2パターン紹介したいと思います。

1つ目:骨盤前傾位

こちらは反り腰の方に比較的多い姿勢で骨盤が前傾することでぽっこりお腹になってしまうパターンです。このような方は

〇 腹筋群や大殿筋の筋力低下

〇 脊柱起立筋群や腸腰筋(股関節の前面)の伸張性低下

〇 大腿四頭筋の伸張性低下

が原因となります。

※図の青く示しているところが筋力が低下している部分、赤く示しているところが筋肉が緊張している部分になります。

2つ目:骨盤の前方移動+後傾位

こちらは比較的猫背の方に多い姿勢で骨盤が後傾した状態でお腹を突き出すことでぽっこりお腹になります。

〇 腹筋下部・腸腰筋(股関節の前面)の機能低下

〇 脊柱起立筋群の機能低下

〇 腹筋上部・ハムストリングスの伸張性低下

などが原因となります。

※図の青く示しているところが筋力が低下している部分、赤く示しているところが筋肉が緊張している部分になります。

骨盤前傾位の特徴

お尻が出っ張っている

腰が反っている

太ももの前側が硬い

内股になりやすい

骨盤前方移動+後傾位の特徴

お尻が下に垂れている

背中が丸い

もも裏の筋肉が硬い

骨盤前傾位の方のおすすめストレッチ

骨盤が前傾している方は股関節の前側腰背部の硬さをとることが重要です。

股関節前面ストレッチ 

■やり方
一方の足を後ろに伸ばし、もう一方の足をあぐらのような状態にします。

この状態でお尻をゆっくりと床に下ろしていくと後ろに伸ばした側の股関節の前側と反対側のお尻をストレッチすることができます。

■時間
40秒から60秒

■ストレッチのコツ
前側の膝の角度を90度に近づけるほどお尻のストレッチに効果があります。

腰背部ストレッチ

行うことができます。■やり方
仰向けの状態で両手で膝を抱えて身体を丸くします。

■時間
40秒から60秒

■ストレッチのコツ
お尻を地面から巻き上げるようにしながら太ももをできるだけ身体に引き寄せることでよりより腰部のストレッチを行うことができます。

骨盤前方移動+後傾位の方のおすすめストレッチ

骨盤前方移動+後傾位に対しては腹筋上部殿部の伸張性を高めることが大切です。

腹筋上部ストレッチ

■やり方
うつ伏せの状態でゆっくりと手で床を押し上体を持ち上げます。この姿勢でゆっくりと呼吸をし、お腹の筋肉(腹筋上部)を伸ばします。

■時間
40秒から60秒

■ストレッチのコツ
上体を持ち上げる際腰を反り過ぎてしまうと腰痛のリスクが高まります。そのため、上体を持ち上げる際は息を吐きながら腹圧を高め、胸を前方へ向けていくイメージで行いましょう。

臀部ストレッチ

かけることができます。■やり方
片足をあぐらの形にしてもう一方の膝にのせます。この状態で足をお腹に近づけてお尻のストレッチを行います。

■時間
40秒~60秒

■ストレッチのコツ
足をお腹に引き寄せる際、手の力だけではなく、足の力も使って下半身を引き寄せることでよりお尻にストレッチをかけることができます。

下腹を凹ましたいけどジムに行くのは面倒だと感じている方は多いと思います。そのような方でも簡単にご自宅でできるエクササイズについてこちの記事にまとめてありますのでぜひ興味のある方はご覧ください。

最後に

 皆さんは普段自分の姿勢をしっかりみたことがありますか?歳を重ね気付いた時には姿勢がかなり悪くなってしまっているということがないように普段から自分の姿勢をチェックすることが大切です。

今回紹介した骨盤は上半身と下半身をつなげるための大事な要となる部分ですので、骨盤が崩れるといろいろな部分に影響がでやすなります。

そのため、しっかりと自分で骨盤の位置を修正できることがとても重要になります。今回の記事を読んで少しでもそのお役に立てたら幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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