胸やけがして寝起きがスッキリしないのは胃酸の逆流が原因かも。寝起きをスッキリさせるための方法について。

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セルフケア

はじめに

皆さんは朝起きた時に胸がむかむかするといった体験をしたことが一度はあるかと思います。すると朝食欲がわかずそのまま何も食べずに仕事や学校に行くこともしばしばあると思います。

しかし、朝食をしっかり摂らないと午前中の間エネルギーが足りず集中力の低下や思考力が低下するなどさまざまな影響がでてしまいます。

この朝起きた時に感じる胸やけの症状は実は胃酸の逆流が影響している可能性があります。

そこで今回は朝スッキリ起きることができるように胃酸の逆流の原因と胃の動きを良くするためのストレッチの方法についてお伝えしたいと思います。

胃酸の逆流が起こりやすい人の特徴

  • 唾液の分泌が少ない人
  • 就寝前に暴飲暴食する人
  • 虚弱な人や寝たきりの人
  • ベルトやコルセットをしている人

胃の入り口には胃液などが食道へ逆流するのを防ぐ「噴門」という部位があります。通常は私たちが起きている時は噴門は閉じているため胃液は逆流してきません。

しかし、横になると噴門が緩み胃から胃液が漏れ出てきて喉の辺りまで逆流してくることがあります。この時健康な人であれば唾液を飲み込むことによって噴門が閉じ胃液が胃に押し戻されますが、就寝中に唾液を飲み込む回数が減ると噴門が反応しなくなり胃液の逆流がひどくなってしまいます。

噴門部には横隔膜が付着する

身体には胸腔と腹腔を隔てて呼吸の手助けをする横隔膜という筋肉があります。

この筋肉には血管や食道が通る穴が開いており、そのうち食道が通る穴を食道裂孔といいます。

よく食道裂孔ヘルニアという言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは本来横隔膜の下にあるべき胃の一部が横隔膜の上の方に飛び出してしまうことを言います。

そのため、胃が食道裂孔から飛び出していることで胃酸の逆流が起こり、胸やけなどの症状がでやすくなります。

 参照:ネッター解剖学アトラス原書第4版図195

そもそも横隔膜ってどこで何をしているの

 横隔膜は肝臓と胃の上方肺と心臓の下方にあります。

 

そして横隔膜は呼吸筋やインナーマッスルの一つであり、身体の中にある筋肉の中でも特に重要な筋肉の一つになります。

そして、この横隔膜のもう一つの重要な要素として、特定の内臓に連結するといった特徴を持っています。そのため、横隔膜の動きが悪くなるとそこに付着する内臓の動きにも影響を与える可能性があります。

横隔膜は体幹を安定させるインナーマッスルの一つになります。インナーマッスルが安定することで

腰痛の軽減

体幹の安静向上

姿勢改善

などの効果が期待できます。そのようなことでお困りの方はぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

胃と横隔膜の関係

  胃と横隔膜は横筋筋膜によって連結していますそのため、呼吸により横隔膜が動くことでそれと連動して胃も動くということがこの構造から想像できると思います。

通常横隔膜は呼吸によって上下に動きを伴います。

呼気では吸気では横隔膜は下方へ、呼気では横隔膜は上方へと動きます。

すると、この横隔膜の動きに連動して胃も吸気で下方へ、呼気で上方へと動きを伴います。

食道裂孔ヘルニアの原因

冒頭でも説明しましたが、食道裂孔ヘルニアとは胸とお腹を隔てている横隔膜の食道裂孔という穴から胃の一部が胸の方に飛び出してしまう状態をいいます。

そして、そのほとんどが腹圧が上昇し胃が上方へと押し上げられてしまうことが原因です

胃が押し上げられてしまう要因としては

前屈み姿勢

肥満

妊娠

加齢

慢性的に咳の症状がある(気管支喘息など)

などが挙げられます。

これらの要因は姿勢の崩れや慢性的な怒責によって腹圧が過剰に上昇し横隔膜への負担が増大します。すると、徐々に胃が押し上げられ食道裂孔ヘルニアのリスクが高まります。

食道裂孔ヘルニアになると起こる意外な病気

食道裂孔ヘルニアになると胃液が逆流して逆流性食道炎を引き起こしやすくなります。また、ひどい方は胃液が気管を通過し肺まで侵入してしまうことがあります。すると胃酸に含まれる雑菌が肺で繁殖し肺炎を引き起こすリスクも高まります。

つまり胃酸の逆流を防ぐことは逆流性食道炎や肺炎予防にもつながるのです。

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胃酸の逆流を防ぐ方法

  • 就寝前の暴飲暴食を控える
  • 少しゆとりのある服やズボンをはく
  • 水分摂取をこまめに摂り口内の乾燥に気を付ける
  • ベッドの背を15度ほど起こして寝る

胃の内臓ストレッチ

 食道裂孔ヘルニアだけではなく、加齢になることで食道が通る横隔膜の穴(食道裂孔)が緩みやすくなるといわれています。するとさらに胃酸の逆流が起こりやすくなります。

そこで今回は胃の内臓ストレッチを行い、加齢により緩みやすい胃と横隔膜の滑走性を引き出す方法をご紹介したいと思います。

今回ご紹介する胃の内臓ストレッチは胃を的確に触る必要があります。そのため、胃の位置をしっかりと見つける必要があります。

胃の位置に関してはこちらの記事に詳しくまとめていますので、こちらの記事をご覧ください。

まず胃の位置をみつけるために幽門平面を探します。

 ※幽門平面:恥骨結節上縁と胸骨柄上端を結んだ線の中点を通る平面

      

胃を見つけたら胃の小彎に指をかけます。

   

     

 次に指を小彎にかけた状態で呼吸をしてもらいます。このとき小彎を下方へと牽引した状態で呼吸をしてもらいます。

通常吸気で胃と横隔膜は下方へ下がりますが、胃の小彎に指をかけ下方に胃を牽引した状態で呼吸をすることによって横隔膜は上方へ、胃は下方へと動きます。

すると、胃と横隔膜間の滑走性を高めることができます。

最後に

社会人になると飲み会なども増え、暴飲暴食や夜遅くに晩御飯を食べる方もたくさんみえると思います。なかなか理想の時間にご飯を食べることが難しい方は今回ご紹介したような方法で少しでも胃に負担をかけないような意識を持つことが大切です。また胃の負担には前屈みなど普段の不良姿勢が大きく影響します。普段長時間同じ姿勢をとるという方は意識して30分毎に胸を張って背筋を伸ばすなどして姿勢を整えることをおすすめします。

また、今回紹介した胃酸の逆流により寝起きがすっきりしない、胸やけが頻繁にあるなどの症状を感じましたら、まずは今回の記事に当てはまることがないか今一度普段の生活を見直してみましょう。

本日もご覧いただきありがとうございました。

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