はじめに
皆さんは足の裏に痺れや痛みを感じたことはありますか?足の裏は立っている時に唯一地面に接地している部位になります。そのため、足底は知らず知らずに負担がかかりやすい部位でもあります。
すると思い当たることがないにも関わらず急に足の裏に痺れや痛みを感じることがあります。
このような症状はよく歩く習慣がある方やランニングをされている方、そして足部にある特徴がある方に起こりやすいといわれております。
そこで今日は足の裏の痺れと痛みの原因についてお話ししたいと思います。
ランニング時の痺れの原因
最近では健康維持のために気軽にできるランニングがとても流行っております。このランニングは誰でも簡単に行うことができ、最も簡易的な有酸素運動だと思います。
このランニングを日課にされている人は足の裏にある母趾外転筋が発達していることがあります。
すると母趾外転筋と足底腱膜の間を走行する内側足底神経が絞扼され痺れを生じることがあります。
これをジョガーズフットといいます。
扁平足の人は要注意
ジョガーズフットになりやすい人は足底内側の筋肉が発達している人だけではありません。
実は反対に足底内側の筋肉が弱くなっている人もジョガーズフットになりやすくなります。
足底の内側の筋肉が弱くなっている人にとても多いのが扁平足の人になります。
扁平足とは足底にあるアーチ構造が低下もしくは消失してしまっている状態を指します。
そして特にジョガーズフットになりやすい人は内側のアーチが低下し、内側にある足底の筋肉に負荷がかかっている人に多く見られます。
内側の足底に負荷がかかることで内側足底神経が筋肉に絞扼されたり、神経自体が伸長されることで痛みや痺れが生じると考えられています。
足にお悩みのある方はぜひこちらの記事もご覧ください。
外反母趾の予防には体重のかけ方と足の軸を正すのが重要。軸を正すポイントと3つの対処法について。 (naizo-kozo.com)
扁平足のチェック項目
扁平足をみるときにとてもわかりやすいのがタコになります。タコは足底のその部位に荷重がかかり過ぎているサインになります。
タコができやすい位置は次のような部位になります。
母趾の付け根
小趾の付け根
中趾の付け根
母趾の側面
踵
この中でも特にジョガーズフットになりやすい人は内側縦アーチが低下している場合の扁平足の人になります。
そして内側縦アーチが低下していることでタコになりやすい部位は母趾の付け根、母趾の側面にタコができている人になります。
そこで今回は内側の縦アーチが発達し過ぎている場合の筋肉のリリース法と反対に内側縦アーチが弱くなることで足底内側に負担がかかっている場合の対処法についてお伝えしたいと思います。
足底の痛みの対処法
アーチサポーター
ジョガーズフットの対処法の一つにアーチサポーターがあります。アーチサポーターとは足底をサポートするためのアイテムになります。
アーチサポーターを履くことによってアーチが低下している人に対しては足底アーチのサポート、ハイアーチで足底が硬い人には足底にかかる荷重の負担を分散し症状を和らげることができます。
特に私がおすすめするのがこちらのアーチサポーターになります。
こちらの商品は自身の足の状態がこの商品に適切かどうかの無料診断がついているのがポイントになります。また、足底のアーチ構造を考慮し考案されているため足に負担をかけずに無理なく試すことができ、さらに装着も靴下を履くような感覚で簡単に装着することができます。
まとめて購入することで割引特典もあるためぜひ一度ご覧になることをおすすめします。
母趾外転筋が弱い場合
今回は母趾外転筋トレーニングをするときにおすすめアイテムを一つご紹介したいと思います。
それはフランクリンボールになります。
このフランクリンボールの特徴は適度な硬さと大きさによって筋膜リリースやトレーニングを行う際にとても重宝される商品になります。
そして足底にアプローチするときはフランクリンボールの形状が足部のアーチをサポートし、より筋肉に刺激を与えることができます。
まずフランクリンボールの上に母趾球と小趾球を乗せます。
次に足趾を横に広げます。この動きを20回目標に行います。
次に足趾を反らせてフランクリンボールから指先を持ち上げます。
第2趾ー第5趾を反らせたまま、母趾だけをフランクリンボールに乗せるように力を入れます。この動きを20回目標に行います。
母趾外転筋が硬い場合
母趾外転筋は踵の骨(踵骨)から母趾の付け根(母趾基節骨底)に付着します。
そのため、踵の側面から母趾外転筋に触れていきます。母趾外転筋は足底の母趾側側面に走行しているため、踵から母趾側面に向かって筋肉をつまむようにして緩めていきます。
また図のように母趾を動かすことで間接的に母趾外転筋をリリースすることができます。
そして今回のポイントは母趾外転筋の足底面側の動きを引き出すことでより足底腱膜の母趾外転筋の間の滑走性を引き出すことができます。
足底面側の筋腹を確かめながら母趾外転筋に触れていきます。筋腹に触れたら母趾の付け根に向かってゆっくりと圧迫しながら緩めていきます。
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