はじめに
私は普段理学療法士として働きながらピラティスインストラクターとしても活動しております。
ピラティスインストラクターとして働くとき私は必ずクライアントのニーズを最初に確認します。
その人によってニーズはさまざまですがよくあるニーズの一つに『お尻を小さくしたい』という悩みがあります。
お尻は身体の中でも面積が広く、ズボンを履いた時のシルエットやまた機能的にも骨盤を安定させるとても重要な部位になります。
そこで今回はそんな悩みを解決するための『お尻を小さくする方法』についてお話ししたいと思います。
お尻が大きい人の特徴
お尻の形は人によって異なります。
洋ナシのようにお尻の下側が垂れている
横にお尻が広がるようにして垂れている
出っ尻のようにお尻が突き出した状態になっている
このようにお尻の形はさまざまですが、どれも共通することがあります。
それはお尻の形が良くない人は『股関節に問題がある』人が多いということです。この股関節の問題はいろいろな要因がありますが、例えば股関節の可動域が少ない、股関節周囲にある特定の筋肉が弱い、股関節の筋肉をうまく使うことができないなど理由はさまざまです。そのため、一概にこれをやることで問題を解決するといった万能な方法はありません。
しかし、股関節の機能を高める上でとてもおすすめは方法があります。
そこで今回はその方法についてご紹介したいと思います。
股関節に悩みを抱えている人はぜひこちらの記事もご覧ください。
股関節の機能を高めるときのポイント
股関節にはいろいろな動きが存在します。
屈曲
伸展
外転
内転
外旋
内旋
この6つの動きはすべてとても大切な動きになりますが、私がお尻を小さくするために特に意識する動きは伸展(股関節を後方へ動かす)と外旋(股関節を外側へ捻じる)になります。
この二つの動きをしっかりと意識することでお尻の筋肉により刺激が入りやすくなります。そのため、いろいろあるエクササイズ中でこの股関節の動きを意識しながら行うことでよりお尻の形を変化する効果がでやすくなります。
そこで私が良くお尻の形を変えたい人に行うエクササイズの一部を今回ご紹介したいと思います。
股関節についての記事はこちらにもまとめていますので興味のある人はぜひこちらの記事もご覧ください。
お尻を小さくするおすすめエクササイズ
私が普段お尻にアプローチするときに多用するエクササイズを今回は少しご紹介したいと思います。
私がお尻を小さくするときによく行うエクササイズは
クラムシェル
サイドリフト
の2つの組み合わせになります。この2つのエクササイズを組み合わせることでお尻にとても効率よく刺激を加えることができます。
こちらの2つのエクササイズは横向きで行うエクササイズになるためテレビを見ながらでも簡単にできるのがおすすめなポイントになります。また、この2つのエクササイズは連続でそのまま行いやすいエクササイズのため流れの中でお尻を追い込みながらエクササイズに取り組むことができます。
今回はその流れも踏まえたエクササイズの方法をご紹介したいと思います。
クラムシェル
まず膝を曲げた状態で横向きに寝ます。
この時のポイントは少し上側の骨盤を下に下げるように意識することで体幹が安定しよりお尻に力が入りやすくなります
骨盤を下に下げたまま上側の股関節を開きます(股関節外旋)。このとき骨盤が動かないようにしながらお尻にしっかりと力が入っているか意識することがとても大切です。この動きを左右20回ずつ行います。
サイドリフト
次に横向きの状態で上側の伸ばします。このとき常に足を胴体から引っこ抜くような意識を持ちながら伸ばしづ付けることでよりお尻に力が入りやすくなります。
次に足を伸ばしながら上下に足を上げ下げするように動かします。このときも常に足を引っ張りながら動かすことがポイントになります。
ここからがさらにお尻に効くポイントになります。伸ばした足先の向きを天井に向けるようにします。するとよりお尻が締まり、力が入りやすくなります。
またこの状態で膝を曲げ脇腹に足を引き寄せ再びつま先を天井に向けた状態で伸ばし、足を回転するように回すことでお尻にとても良く効きます。
これらの動きを左右20回ずつを目標に行います。
最後に
皆さんいかがでしたか。
お尻はとても筋肉が多い部位になりますので鍛えることで理想の形に近づけることが可能な部位の一つです。
今回ご紹介した方法はテレビを見ながらでも簡単にできる方法ですのでぜひ一度ご自宅で試していただけたらと思います。
今後も皆さんのお身体のお悩みを解決するための方法について発信していきますのでぜひ楽しみにしていてください。
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