【猫背の方必見】スパインコレクターを使ったピラティスで胸椎を伸ばす方法について。

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はじめに

現代において猫背の方はとても増えています。

この猫背の原因の一つとして『胸椎』の硬さがあります。胸椎とは脊柱管の中で胸部の高さにある背骨を指します。

そしてこの胸椎が硬くなることで背中が伸びづらくなり結果的に猫背のような姿勢になってしまいます。

そこで、私は普段理学療法士とピラティスインストラクターとして活動しておりますがこの胸椎を簡単に伸ばす方法があります。

それはスパインコレクターというアイテムを使うことです。

そこで今回はスパインコレクターを使って胸椎の動きを良くする方法についてお話ししたいと思います。

ピラティスでよく使うスパインコレクターとは

ピラティスとは体の深層部にあるインナーマッスルを使いながら身体の機能性を高めていくものになります。

そしてこのインナーマッスルをしっかりと意識することでより胸椎のエクササイズがうまくできるようになります。

そして、ピラティスでよく使用するアイテムの一つにスパインコレクターがあります。スパインコレクターはクジラ型の形をした物でこの形状を利用することで身体の動きを効率よく引き出すことができます。

私がいつも使用しているスパインコレクターはMerrithew製のこちらになります。

Merrithew製の商品は木の部分やレザーの部分どちらもとても触り心地が良く、丈夫にできていることでエクササイズの質をいつも高めてくれます。スパインコレクターが欲しいという方はぜひMerrithew製のものを一つ用意することをおすすめします。

しかし、Merrithew製のスパインコレクターは比較的高価なため、まずはこちらの商品から試してもらえると良いかと思います。こちらの商品もとても口コミが良く、同じようなエクササイズを行うことができます。

胸椎とはどこの部分

胸椎は冒頭でもお伝えしたように胸部の高さにある背骨を指します。

そしてこの胸椎には他の背骨にはない特徴があります。

それは肋骨が連結しているということです。

肋骨が連結しているため他の背骨と比較して剛性が高く安定しやすい反面、可動性が出にくい部位でもあります。

そのため、胸椎を動かそうとするとなかなか思うように動かず、代償的に頸部や腰部が過剰に動いてしまうことがよくあります。

そのため、ピラティスのレッスンでも胸椎の動きをうまく誘導することははじめとても難しい課題になります。

胸椎が固くなると

胸椎の動きが硬くなると『呼吸機能』がうまく働きにくくなります。呼吸をする時は必ず肋骨の開閉する動きが伴い、それによって連結している胸椎にも微妙に動きが伴います。

しかし、胸椎の動きが硬くなると肋骨がうまく動かず代償的に肩や首に力が入りやすくなります

すると肩こりや首こり、不眠などさまざまな悪影響が生じやすくなります。そのため、見た目だけではなく、胸椎が硬くなることでさまざまな悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

スパインコレクターを使って胸椎を伸ばす方法

それではスパインコレクターを使った胸椎を伸ばす方法についてお伝えしたいと思います。

ポール・ド・ブラ

まずスパインコレクターの半円状の部分に背部を付け手を前方に伸ばした状態で座ります。

ゆっくりと上体をバレルの上に乗せていきながら両腕を頭上に伸ばします。このとき、頸椎を過剰に伸展させると痛めてしまう可能性があるため、首の後ろが詰まり過ぎないように注意しながら行います。この動きで胸椎を効率よくストレッチすることができます。

両腕を横に開き、胸の前をしっかりと伸ばしながら頭から順に背骨を起こしていきます。手を横に広げることでさらに前胸部をストレッチし胸椎の動きを引き出すことができます。

最後に上体を起こしながら体重が坐骨の上に乗るまで両足の上に覆いかぶさるように身体を前方に傾けていきます。

ブリージングサイド

スパインコレクターのステップの部分に座り、マーメイドポジションに足をセットします。バレルに近い方の足を外旋させてステップの前側に置き、反対側の足は内旋させてマットの上に置きます。一側の手をバレルの上に置きます。

バレルの上に身体を傾けながらバレルと反対側の手を横に伸ばしていきます。この時、下側の手を遠くに伸ばすことで身体がバレルにしっかりと設置し、下側の腕で頭が支えやすくなります。

次に体幹の上部を前に回旋させ上側の腕はマットに向かってリラックスさせます。この状態でゆっくりと呼吸をし背面の柔軟性を引き出します。

最後に体幹を後方へと回旋させ体幹をバレルから離し、上側の腕を横に広げていきます。この動きによって体幹前面の拡がりと胸椎の捻じりを効率よく引き出すことができます。

最後に

皆さんいかがでしたか。

猫背でお悩みの方はそれを解消するための一つの方法としてスパインコレクターを使ったエクササイズをすると変化が出るかもしれません。

マットだけのピラティスもとても良いですが、このようにアイテムを一つ利用するだけでエクササイズの質をもう一段階高めることができます。

ぜひ、みなさんも一度ご自宅で試していただけたらと思います。

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