【実体験】理学療法士が自宅開業した時のメリット•デメリットについて。

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はじめに

日本では少子高齢化により理学療法士のニーズが高まってきている傾向にあります。しかし、それにより養成校が増えたことで理学療法士の数が大幅に増加し理学療法士自体の価値が下がりつつあります。

こんな悩みありませんか

なかなか給料が上がらない

共働きじゃないと生活が成り立たない

仕事内容と給料が割に合わない

と感じている理学療法士の人はとても多いです。

そのため、収入を増やすために独立する理学療法士が最近増えてきております。

私は現在完全に独立はしていませんが自宅で週末開業という形で仕事の幅を広げております。

そこで今回はこれから独立を考えている理学療法士の方に向けて私がどのような準備をして現在の週末開業を行なっているのかお話ししたいと思います。

私の経歴

まずは私の経歴について簡単にお話ししたいと思います。

私は現在理学療法士として働いて13年目になります。その中で2度の転職をして現在本業の仕事と別に週末開業をして働いています。

週末開業とは

週末開業とは本業の仕事をやりつつ空いた時間で自費で整体などのサービスを提供する状態のことをいいます。

自宅開業のメリット・デメリットについて

私は現在自宅のスペースを利用してピラティスのプライベートレッスンや整体を行っております。その時に感じた自宅開業でのメリット、デメリットについて簡単に説明していきたいと思います。

自宅開業のメリット

自宅開業のメリット

初期費用を抑えることができる

自分が出向かなくてもいいため時間に余裕ができる

テナントなどのレンタル費用がかからない

初期費用を抑えることができる

まず週末開業する上で大切なのが初期費用の削減です。最低限必要になるものは以下のものになります。

開業時に必要な物

施術用ベッド

三角クッション

椅子

姿鏡

また自宅で開業する場合目印となる看板も設置することをお勧めします。ちなみに私はA型看板を店頭に置いています。

これらを準備するとおおよそ10万円弱かかります。

しかし、自宅開業ではなくテナントなどを利用して副業を始める場合はこの費用以外に毎月家賃で5万円から10万円、そして駐車場代や敷金・礼金などでさらに初期費用がかさむことになります。副業はあくまで副業のため本業の空いた時間で毎月このランニングコストを支払いながら利益を出すことはとても大変な作業になります。

そのため、ランニングコストを少しでも抑えるために軌道に乗るまでは自宅開業による営業がもっとも負担なく事業を続けることができます。

私がおすすめする開業セットはこちらになります。

施術用ベッド

整体用枕

三角クッション

椅子

キャスター付き鏡

自分が出向かなくてもいいため時間に余裕ができる

自宅開業の最大のメリットは移動の時間がかからない点にあります。スタジオを借りているときは自宅から約30分の時間がかかる場所にあったため、往復で1時間という時間を無駄にしていました。またスタジオを借りている人は他にもいたため、他の人と予定がバッティングしないような配慮も必要でした。

しかし、自宅開業なら自分の空いている時間とクライアント様の予定が合えば次の予定を立てることが容易にでき、また時間を最大限利用して活動することができます。そのため、自宅開業は副業を始める場合はとてもおすすめな方法になります。

テナントなどのレンタル費用がかからない

私は自宅開業をする前までは市内のスタジオを時間レンタルしながら営業を行っていました。私の場合は1時間のレンタルで2,200円だったため、1時間7,500円の施術からスタジオ代を差し引いた5,300円が利益になりました。

1時間で5,300円の利益ならとても良く聞こえると思いますが、これがかさむと本来利益として受け取ることのできる報酬の約3分の1がスタジオ代に消えてしまうためとてももったいない状況だと感じました。

そのため、自分が頑張った報酬を最大限活用するのに自宅開業はとてもおすすめな方法になります。

理学療法士の年収を上げる方法について私の実体験をこちらでご紹介していますので興味のある人はぜひご覧ください。

自宅開業のデメリット

自宅開業のデメリット

部屋を清潔に保つことが大変

家族の協力が必要

自身のプライベート空間に知らない人を招く必要がある

部屋を清潔に保つことが大変

私が自宅開業をするにあたってもっとも大変だと思うのが部屋を清潔に保つことになります。私は現在7歳と4歳の子供がいる親でもあります。そのため、少し気を抜くとすぐに部屋が散らかった状態になってしまいます。

そのため前日などに必ず部屋を綺麗にしてクライアント様が家に来ても恥ずかしくない環境を作る必要があります。もともと家が綺麗な人はそれほど気にすることはないかもしれませんが、あまり掃除を頻繁にしない人にとっては少しストレスに感じると思います。

ですが、人を定期的に招くことで家の中が普段から綺麗な状態を保ちやすくなるため、私にとっては逆に良かった点かもしれません。

家族の協力が必要

自分が自宅開業をする際に現在使用しているスペースはリビングになります。そのため私が副業をしている時間は家族がリビングに入ることができなくなってしまいます。

そのため、できるだけ家族のいない時間に合わせて予定を立てるようにしていますが、それでもたまに家族には窮屈な思いをさせてしまっている状況です。

そのようなところで家族の協力が得られにくい場合は自宅開業は向かないかもしれません。

自身のプライベート空間に知らない人を招く必要がある

仕事とプライベートをしっかりと分けたいという人は意外と多いです。そのため、自身のプライベート空間に人を招くと仕事との境界が曖昧になってしまうリスクがあります。

また、昨今は物騒な事件が度々ニュースで取り上げられるようになりました。そのため、そもそも知らない人を家の中にあげること自体抵抗を感じる人も多いと思います。

そのような点が気になる人は自宅開業は向かない可能性があります。

総合的に自宅開業はおすすめ

私は自宅開業は総合的に考えてとてもおすすめだと思います。

近年整体院の開業がとても増えてきています。しかし、それと並行して廃業率もとても多いのが現状です。そのため、夢と希望をもっていざ独立しても思うような成果が得られず、自信をなくしてしまうセラピストがとても多いです。

完全に独立すると成功した時のリターンは大きいですが、それと同時に集客が見込めなかった時の反動は直接生活に影響を及ぼします。

そのため、独立すると休みの日も常に仕事のことが頭から離れず心理的に余裕がなくなることで精神的に余裕がなくなっていく可能性があります。

このようなリスクを減らすためには月に安定した収入源を確保することがとても重要になります。そのためにはどこかの病院・クリニックに勤めながら空いた時間に開業することがおすすめな方法になります。この方法により安定した収入を得ながら副業に集中することがで精神的ダメージを負わずに仕事に取り組むことができます。

そして週末開業により集客の目度が立ち始めたら徐々に本業の割合を減らす方法を模索する流れが私は一番安心だと思います。

最後に

開業を夢見ている理学療法士の方はとても多いと思います。

しかし、リスクを考えるとなかなか行動まで移すことができない人がほとんどです。

そのようなことで悩んでいる人は今回の記事を読んでまずは週末開業+自宅開業という方法を検討してみると良いと思います。

今後も理学療法士の働き方について自分の経験をもとに発信していきますので楽しみにしていてください。

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