どうして遠出した先でお腹を壊しやすいのか。自律神経の乱れに効くストレッチのやり方について。

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はじめに

 皆さん、リラックスするはずの旅行先でお腹をこわしたことありませんか。旅館ででてくる食事はとてもおいしくて普段口にできないものばかりですよね。だから胃腸がびっくりしてお腹の調子が悪くなってしまったと思っている方もいるのではないでしょうか。

質問する人
質問する人

外出するとなぜかよくお腹が痛くなるんだよね。

内臓小僧
内臓小僧

実は外出した時にお腹が痛くなるのはいつもと違う環境が影響しているかもしれないよ。

このようなお腹の不調には実は自律神経が関わっているのかもしれません。

そこで、今回はお腹の調子と自律神経の関係性について、またお腹の調子を整えるためのストレッチ法についてお伝えしたいと思います。

自律神経とは

自律神経は大きく分けて交感神経副交感神経の2つがあります。

そして自律神経の作用によって身体にある内臓や血管の働きを無意識にコントロールしています。

交感神経

 交感神経は運動時や緊張しているとき、何かストレスを感じている時に作用し、血圧を上昇させ心拍数を早める作用があります。

そのため、交感神経が働くと身体がビシッと起き活動する準備がはじまります。

副交感神経

副交感神経は主にリラックスしている時や内臓(心臓以外)が活発に動いている時に作用し血圧を下げ、心拍数を下げる作用があります。

そのため、副交感神経がはたらくことで身体が休まる準備がはじまります。

ストレスを感じると

 ストレスを感じているとき眠くなることはあまりないですよね。これは身体がストレスに反応して覚醒状態が高くなっているためです。そのため、このときは交感神経が優位になっている状態となります。

現代では仕事や家庭の問題でストレスを常に感じながら生活している方がとても多いです。

すると交感神経が常に興奮してしまい自律神経のバランスが崩れやすくなります。

つまり交感神経が過剰にはたらくことで反対に副交感神経が働きにくくなります。副交感神経は身体をリラックスさせるはたらきがあるため、交感神経優位になると疲労回復が不十分となり、結果的に心身の不調を引き起こしやすい状態となります。

 お腹の不調と自律神経の関係性

 内臓機能を高める自律神経は副交感神経になります

そのため、常にストレスを感じ交感神経優位の状態になると内臓機能に問題をきたしやすくなります。

旅行に行ったときのお腹は大丈夫?

旅行に行ったときは皆さんどのような気持ちですか?新しいものを観たり、触ったり、体験したり、食べたりといつもと違うことをされると思います。

すると気持ちは高揚すると思います。高揚するということは覚醒状態が高い状態ということです。つまり自律神経は交感神経に傾いています。

そのため、そのときの内臓機能は働きにくい状態となっているのです。その状態で美味しい食事を食べたらどうなるでしょうか?気持ちは興奮していますが内臓は食べたものを消化する準備ができていない可能性があります。

だから外出先でよくお腹が痛くなるんだね。

すると結果的に消化不良となりお腹を壊したような症状がでてしまうというわけです。

そこでそのようなことを回避するために食事の前に副交感神経を高める方法をお伝えします。

お腹の不調を普段から感じやすいという方はこちらの記事もぜひご覧ください。

 副交感神経を高めるには

副交感神経を高めるにはずばりどれだけリラックスできるかということです。外出先でリラックスするためのおすすめな方法はこちらになります。

ゆっくり温泉につかる

深い呼吸を意識してゆっくりストレッチをする

部屋でアロマをたく

部屋を暗くして目を閉じる

このようなこと以外でも外出先でリラックスする方法をみつけておくと、自身で自律神経のコントロールができるようになります。

消化不良を防ぐ小腸ストレッチ

お腹が痛くなる時身体の中では食べた物が消化不良を起こしています。そのため消化器系がうまく機能していない状態となります。

特に食べ物の栄養を消化するのに重要な臓器は小腸になります。そのため食事前に小腸の動きを良くしておくことで食べた後の消化不良を軽減することができます。

そこで今回は自身できる小腸ストレッチのやり方をお伝えします。

①.膝を立てた状態で仰向けになります。お臍の位置でお腹を図のようにつまみます。

②.この状態で膝を左右に倒します。膝を左に倒した時はつまんだ手を右によせるように圧をかけます。反対に膝を右に倒す時は手は左側によせるように圧をかけます。

小腸のストレッチを行うのに大切なのは呼吸になります。呼吸を止めずにできるだけリラックスした状態でゆっくりと90秒から120秒を目安にしてジワーっとお腹が緩むのを感じながら行ってください。

最後に

旅行に行くといろいろと刺激があり興奮してしまうと思いますが、そのときに自律神経をコントロールすることができれば身体にも負担をかけずに旅行を楽しむことができます。

日中は身体も覚醒しいろいろなことに積極的にチャレンジしてもよいですが、夜はしっかりとメリハリをつけて身体をリラックスできる状態に持っていけるかがとても重要です。

私はあまりテーマパーク系が得意ではないので普段温泉旅行ばかり行っていますが、やはり温泉でその日の疲れをとることが一番自分の身体をリラックスさせるのに合っている感じがします。

中には温泉が苦手という方もいらっしゃると思います。そのような方は今回お伝えしたストレッチを食事前や就寝前にゆっくりやってもらうことで副交感神経が刺激され内臓機能が高まりやすくなると思います。

ぜひ旅行に行かれた際はやってみてください。また普段仕事で疲れている時なども有効ですのでぜひ試してみてください。

本日もご覧いただき、ありがとうございました。

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