はじめに
最近急に気温が下がりはじめて就寝時や早朝に寒さを感じるようになりましたね。私自身も冷え性でお腹周りや手先などがすごく冷たいことがよくありました。
もともとはよく牛乳を飲むとお腹を壊しやすく、朝からお腹の冷えを良く感じることがありました。また、手足の末端もよく冷たくなり、冬場はコタツが手放せないほど寒がりでした。
ですが、理学療法士という仕事に就くことで自分の身体にも目を向けるようになり、今では患者さんから温かい手だねとよくいわれるようになりました。
身体を温めるポイントは実は内臓の動きを良くすることにあります。
そこで今回は私がよく自分自身に行う身体を温めるための内臓ストレッチの方法についてお伝えしたいと思います。
私が冷え性だったときによくしていた行動
どうしよう。ほとんど当てはまってる。
実は普段の何気ないことがお腹の冷えに影響しているんだよ。
このような行動パターンばかりしていると身体を冷やし過ぎてしまい自分の身体で熱を生成することが苦手になってしまいます。
つまり、体温がなかなか上がらないことで冷え性になりやすいリスクが高くなってしまうことにつながります。
身体を温めるのに重要な部位ってどこ
身体が温かくなるためには食べたものをしっかりと消化吸収できているかがとても重要となります。そこで、人間の身体の中でもっとも消化・吸収を行っている部位はどこなのかご存じですか。
イメージは胃と答える方が多いかもしれませんが、実は消化吸収に最も関りがある部位は『小腸』になります。
小腸で食べた物を吸収するんだね。僕も胃でほとんど吸収すると思ってた。
そのため、この小腸の動きが悪くなってしまうと、食べたものを効率よく身体に吸収することができないことで身体の熱を生成することが困難な状態となってしまいます。
つまり言い換えると、身体が温かい人は熱を生成してエネルギーを効率よく利用できている人だということです。
腸に関する記事はほかにもまとめていますので、興味のある方はぜひこちらの記事もご覧ください。
私が身体が温まることで感じた身体の変化
私が冷え性を克服した時に感じたのは次のようなことがあります。
・一日中手足が温かく感じる
・快便になる
・風邪をひきにくくなる
・快眠になる
冷え性が改善するといろいろな変化があるんだね。
そうだね。だから身体の体温を上げるというの本当に大切なことなんだよ。
では次に小腸が身体のどこにあるのかを分かりやすくお伝えしたいと思います。
小腸のあるポイント
小腸の場所を見つけるポイントをお伝えします。
小腸をみつけるときに役に立つ目印は次の2つのポイントになります。
まず腹直筋はカッコいいお腹代表でシックスパックを作る筋肉になります。
仰向けになった状態で頭をすこし持ち上げてみましょう。するとお腹に腹直筋が浮き上がってくると思います。
小腸の幅はこの腹直筋の横幅の内側になります。
上前腸骨棘は骨盤の一部になります。
まず図の〇に掌を当ててみましょう。すると掌に突起のようなものが当たるかと思います。
これが上前腸骨棘になります。
小腸の下側は左右の上前腸骨棘を結んだ線の上にあります。
なのでこの腹直筋の外側と上前腸骨棘で区切られたスペースをイメージして触ることによって小腸のおおまかな位置を知ることができます。
お腹の冷えに効く小腸ストレッチ
小腸ストレッチ
まず仰向けになり膝を立てます。
その状態で先程小腸の見つけ方をお伝えしたと思いますので、その位置に手を置き掌でお腹をつまみます。すると皮膚を介して小腸も掴むことができます。
この状態で両足を外に倒したり、片脚を持ち上げたりします。すると掌でつまんだ部分が動くのがわかると思います。この動きを左右交互に10回ずつ行ってみてください。
この時のポイントは足を動かすときにお腹のつまんだ圧を終始緩まさずに把持したまま掌の中で捻じりを作るようにすると小腸がより動きやすくなります。
身体の変化を感じよう
この紹介したストレッチを就寝前や入浴後に実施してみてください。毎日必ず行うようにしましょう。
私はこのストレッチをやることで冷え性が大幅に改善しました。
普段から
- 冷え性がある
- 便秘気味
- 睡眠が浅い
などの症状がある方はぜひ試してみてください。
入浴中に行うマッサージのポイントについてはこちらの記事に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。
最後に
皆さんいかがでしたか。よく雑誌などでストレッチや筋トレのやり方を掲載しているものを見かけますが、一番大切なのは自分の身体がどうなっていて、どこに焦点を当ててエクササイズをしているのかを理解することです。
その中でも特に内臓の位置というのはなかなかイメージしづらいものです。ですが、身体を温めるためには内臓機能を高めることが必要不可欠です。
今回はそのために重要な肝臓と小腸についてお伝えしました。この記事を読んでどこに内臓があるのか理解してもらえたら幸いです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
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