はじめに
私は今年で理学療法士歴14年目になります。
理学療法士という仕事は患者に対して身体の機能を改善したり、生活に則した能力を高めることを促す専門職になります。
そのため、患者の困っていることに対してダイレクトに関わることのできるとてもやりがいのある仕事です。
しかし、理学療法士は安月給ということでなかなか将来家族を養うのが難しいと言われることがあります。
理学療法士という仕事は人の役に立つ仕事なのに給料が増えないのには理由があるんだよ。今回はその説明もしていくよ。
そのため、私は現在理学療法士というやりがいのある仕事をやりながら副業でさらに月20万円を稼ぐことができています。
そこで今回は理学療法士のスキルを活かしながらやりがいをもって私が副業でどのようにして20万円を得ているのかお話ししたいと思います。
理学療法士の働き方
理学療法士はの大半は病院やクリニックに勤めます。そして、その中で患者に対して理学療法を行います。
このように雇われることによって患者に理学療法を行うことができる一方、診療報酬という縛りによって理学療法士1人が稼ぐことができる上限が明確にできてしまいます。
そのため、仕事は安定してあるものの、給料のアップは難しいというのが理学療法士の今の現状になります。
雇られる側では限界がある
先ほども申したように理学療法士として雇われている状態になると診療報酬という縛りの中で働くことになります。
現在は私は整形外科に勤めているため外来の患者が主な対象になります。
理学療法士として患者のリハビリをすると以下のような算定によって料金をいただく形になっています。
リハビリを行うときは20分間のリハビリを1単位という形で計算します。
そして1人20分間(1単位)リハビリを行うことで診療報酬185点つまり、1850円をいただく仕組みになっています。
1日に行う最大人数は1単位×24人が最大になります。つまり1850×24=44800円が理学療法士が1日に稼ぐことのできる最大値になります。
しかし、1週間で合計108単位までしかできないという上限が決まっているため雇われの理学療法士として1週間で稼ぐことのできる最大値は外来の運動器リハビリでは1850×108=199800円ということになります。
そのため、いくら経験年数があっても理学療法士として稼ぐことのできる上限値が決まってしまっているため、雇用側としてはなかなか給料を上げにくいというのが理学療法士が安月給になってしまう最大の要因になります。
理学療法士の可能性とは
先程から雇われている理学療法士は稼ぐ報酬の上限が決まっていることでなかなか将来不安だと感じる内容になっているかと思います。しかし、理学療法士は他の職種と比較して稼ぐ可能性の高い職種の一つになります。
その理由として理学療法士の技術は特別揃える道具が少なく、コストがかかりにくいにもかかわらず自身の技術次第で困っている人のニーズに応えることができる可能性がある仕事だということです。
つまり、理学療法士として何か一つ自身にしかない技術を磨くことでその技術を必要としてくれる人から援助をしてもらうことができるということです。
私は現在理学療法士として働きながらピラティスインストラクターとして活動しております。このピラティスと理学療法はとても相性が良く身体に変化をもたらす方法としてこの2つの仕事はとても相乗効果を生みます。
そしてこのピラティスインストラクターという肩書きと理学療法士を両方持つことによって多くの方からお問い合わせをいただくことができています。
私がやっている働き方
私は正社員として整形外科クリニックに勤務しながら空き時間にピラティスインストラクターとして現在活動しています。
この空き時間を作るためには職場選びがとても重要になります。
私の職場は木曜日、日曜日、土曜日半日の週2.5日週休となっております。そして日勤の日は8時30分から17時30分勤務という労働時間となっております。
そのため、私は普段木曜日と土曜日の半日を主な副業の活動時間に当てております。
副業の内容は完全プライベートのピラティスレッスンになります。
1レッスン60分間、単価7500円で現在行っており、平均して木曜日が4~5人、土曜日が3~4人にレッスンを提供しております。そのため、週平均7~9人のレッスンをしているため月平均21万から27万の副収入を得ることができています。
このように理学療法士という資格だけでは資格保有者の数が増え飽和しつつある業界でも、ダブルスキルを持つことで個人の希少性が高まり、それを求めてくる人が必ずいます。
そのため、まずはインターネットなどで自分の住んでいる地域の中に同じような資格を保有している人がいないかをリサーチし、もしいなければ必ずそこにチャンスがあるはずです。
そして最も重要なのが誰かがやる前に先にやることがとても大切になります。一番最初にその地域でやることによって集客が容易になり盤石な状況を作り出しやすくなります。そして固定客が増えると口コミを通じて徐々にこちらが集客をしなくても勝手にお客が集まるようになります。
このような良い循環の流れができれば、そこからはとても軌道に乗せやすく収入も安定させることができます。
最後に
理学療法士は人の悩みに対してダイレクトに関わることのできるとてもやりがいのある仕事です。
理学療法士の仕事をやる中でさらに自分の強みを作り、それを困っている人のために使うことができるようになることで、自身の自己肯定感を高めることができます。
昨今、仕事などでうまくいかず精神面に不安を抱えている人はとても多いです。そのような状態になると何事に対してもやる気が起きず、自身の強みを発揮することが難しくなります。
まずは自身の得意分野は何かゆっくりと見つめなおしながら、少しずつその長所を伸ばすように考えていただけたらと思います。
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